松葉荘(山形県・羽根沢温泉)美人湯といわれるその理由は?女将さんに会えばわかります💛
東北の旅に出るたび、この駅に降り立つ機会は多い。
なぜなら周辺は温泉の宝庫。
この駅を基点に銀山温泉はじめ肘折温泉など名湯が点在しているのだ。
そして今回訪れるのが羽根沢温泉。
銀山や肘折に比べれば知名度的には低いし、自身も今回の訪問が初めて。
予約したのは、松葉荘。
肌が驚くほど滑らかになる正真正銘の美人湯なんだとか
ま、あらためて美人になることを期待していくつもりは毛頭ないの
期待したところで、たぶん(美人じゃない人の場合)それなりに…だと思うから(^^ゞ
新庄駅から送迎車で30分。
送迎車とはいえ、送迎される人は私一人…(-_-;)
あ、厚かましく送迎をお願いしてしまったけど、まさか一人だとは…
宿はかなり年期の入った外観ではありましたが
入口付近は🌷などが飾られ、
廊下や洗面所などもおしゃれにインテリアが施されて女将さんのセンスのよさが
うかがわれます。
何より、想像していたより女将さんが若くてびっくり。
想定30~40代。
マスクしていたものの、すごくチャーミングな人。
客室も明るくて清潔。
和室ですが、ソファーも置かれて、一人にしては広すぎるほどゆったり。
今回、ビジネスプランで申し込んだので
浴衣やバスタオルなどのアメニティはなしだったんですが
驚いたのは、室内に木桶が置かれていたこと。
しかもかわいいイラスト入り(女将さん筆)
「コロナで気にされる方もいらっしゃるかと思いました。
よかったら使って下さい」
これまで何軒もの宿に泊まって、滞在中自分だけが使える
桶を用意してくれた宿は初めてです!
しかもこうした桶があると、部屋から温泉へ行くのに
手のおさまり具合がいいんですよね。
ふっとタオルをかけて、手にもって…
湯の風情を高めてくれるグッズなんだとあらためてしみじみ…
と感動しながら、湯船に行くと、誰もおらず。
温泉には無色透明の湯が惜しみなくかけ流されて
静かに身を沈めると、最初は熱く感じられますが
やがてしっくり感じる温かさに変わります。
しかも湯はぬるぬるトロトロ。
石油の匂いも結構強くて
特徴的なお湯ですね。
湯口にはコップが置かれ、飲めます。
若干塩分を含んだスープみたいな味。
これ、どこかで飲んだ味とにてる…確か…そうそう小浜温泉の共同浴場だった。
女将さんによれば、胃腸にきくそうです。
「私は胃が丈夫なのであまりわかりませんけど、
弱い人はわかるらしいです」
温泉成分はナトリウム炭酸水素塩・塩化物温泉
PH8.4.源泉温度は47度とパンフにはありました。
とにかく肌がつるつるすべすべになる。
一回でこれだから、毎日入っていたらそりゃもう
肌美人になること請け合いでしょう。
羽根沢のお湯は源泉は同じらしくて
3軒の宿と、共同浴場に配湯されているらしいです。
その共同浴場は宿の眼の前。
集会所も兼ねた木造建ての一階にありました。
料金は200円。自動の支払いシステムなので
忘れ物をしたらもう一度、お金払わないといけないので注意。
なんの装飾もない、殺風景な湯船だな…と思いましたが
入り心地はかなりよかったですね。
触感は宿のとほとんど変わりがないですが
湯温は高めなせいか、身体にぐぐっと入ってくる感じが強くて
ホカホカあったまってきて、湯船から出るんだけど、
なぜか浴室からは出たくなくなって
また浸かってはまた出てまた浸かって…を繰り返し
永遠にこれを繰り返したくなるものの
経験則からこれ以上続けるとやばいだろう
という危惧もあって、30分程度でえいやと脱湯。
いやいや肌つるつる、あったまったわ~と
周辺をサンダルでぶらりして、戻ってほどなく食事です。
ビジネスプランゆえ、食堂ではなく、客室内に運んでくれました。
やっぱプランが違うとはいえ、お隣のテーブルに配された
会席をわき目にビジネスセットは、ちょっと寂しく感じられるかもしれないし(^^ゞ
の配慮ですね。きっと。お手数かけます_(_^_)_
布団は洗濯もきっちりされた布団で気持ちよくぐっすり。
早朝にお風呂をいただいて朝食。
お米美味しい!そのお米をひきたてるおかずもおいしい!で完食。
帰りも申し訳ないですが私一人っきりの送迎です。
帰りの車内では旦那さんといろんな話をしました。
Go to トラベルによる対応の忙しさについて
この宿がある鮭川村のことについて
そうそう鮭川っていうくらいで
この川には鮭がのぼってくるそうです。
県内の6割のきのこの生産地でもありきのこ王国の異名もある。
トトロゆかりの大杉とか、大蛇伝説ゆかりの与蔵沼とか
滝群などがあるそうだけど、徒歩では巡るのはが難しいのが残念。
ともあれいろいろ迷ったけど
この羽根沢温泉に来てみてよかった。
美人湯で美人に近づけたかどうかはおいといて(;^ω^)
女将さんにあってその真偽は十分に納得できたし
旦那さん、女将さんの経営への真摯な姿勢にも心打たれました。
次回は送迎に頼らず、バスを利用して再訪したいと思っております。
お忙しいのに、往復ともに煩わせてしまって本当にごめんなさい。
ありがとうございました。