かけ流し温泉旅

かけ流しの温泉をめぐる温泉宿体験記。大半は一人旅ときどきツレと一緒

湯治部3号館初体験(青森・酸ヶ湯温泉)

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建物のまわりはただただ木々と雪がみえるだけの朝

旅館部に宿泊した翌日は湯治部へ。

湯治部とはいえ、今回は5号館ならぬ3号館。

どう違うかというと

3号館は6年前に新設(もはや新設とはいわないか…)

された新しい湯治棟で

大きな違いは室内に洗面台・トイレが付いていること。

セントラルヒーティングなので部屋全体が温かいこと。

宿泊料金も素泊まりで一泊一人3000円ほど違ってきます。

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歴史的な趣としては旅館部が勝りますが、快適性ではこちらに軍配が?

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部屋からはちょうど建物の玄関が見下ろせ周囲は白銀の世界。

晴れといえどうっすらとした色の空。

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灯りが灯る夕暮れどきもいい雰囲気です。

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新旧関わらず湯治棟がいいなあと思うところは

まずお湯が自分で好きなときにわかせること。

部屋にはケトルがあるのでそれで思い切り沸騰させることができて

その熱々なお湯でお茶を入れることができる。

わりと湯の温度にはうるさい自分ゆえ

自分で沸かす手間は惜しみたくありません

加えて自炊もできる。

今回は昼のみなのでカップラーメンにとどめましたが

玉子焼いている人とか、魚さばくおじさんとか結構いますね。

今時、トースターすらおいてくれない宿が多い中、本当にありがたいです。

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3号館の自炊室。各棟に設置されてます

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今回のランチはご当地ラーメンで済ませました。お湯いれて終わり(*'▽')

そしてフロントと湯治棟をつなぐ廊下沿いにあるフリースペース。

旅館部の人も使えるのでしょうが、わざわざ行かないといけない場所にあって

なんとなく利用しにくいんですね。旅館部に泊まっていると。

とくに旅館部に女性用お風呂がある女性にとっては。

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畳部分は床暖房で暖かい(はずなんだけどちょっち寒かった)

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どのイスに座ろうかいつも迷うんだよね~

このスペースは本当に寛ぎますし

読書、書き物に集中できます。

ただ欲をいえばもう少し暖房をきかせてほしい

せめて床暖房。

なぜか今回は朝晩寒かった…寒く無ければもっと読書したかった…(;_;)/~~~

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フリースペースのカウンター席から眺める風景も好き♡

今回の食事は前日より若干シンプル。

面白いのはサメの鍋が出たこと?

サメ?…食感はうなぎとかあなごのような感じがして

一口目は悪くないかも…と思うのですが

うーーん、苦手かも。残しました。

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左の鍋にはサメが。サメだけ残して完食です。

朝食は前日の例もありほとんど期待しておらず

唯一、セルフでいただける牛乳に期待をしていたのですが

なんと本日は紙パックでの提供…

そのかわり前日の朝食よりはいける内容で

ついついごはんが進み、おかわりをもらいにいったら

お姉さんがちょびっとついで「このくらいですか?」

というので「わりとほしいです。おかずが美味しいので」

といったら笑いながら、その上にほんのちょびっと加えてくれておしまい…

もっとついでほしいけどさすがにいえず

ツレがおかわりをして、そのごはんをくれました(^^ゞ

できればご飯のおかわりはお湯同様、好きなときに好きなだけ盛りたいなあ…

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ということであれこれ注文の多い客ですが

今回の酸ヶ湯湯治もそろそろ終了。

2泊というのはゆっくりできていいなあと思う反面

あと3泊くらいしたいなあという余韻が残ります。

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酸ヶ湯は水もうまいのだ

とはいえ今日これから向かうのは

秋田の名湯・鶴の湯でありますから

名残惜しいとばかりもいっておられず

気持は振り返らず前向きにいかねばもったいない。

そのルポは次回。

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湯気でほとんど何もみえない中、男女別の看板だけはくっきり!守らねばのう('ω')