音無の森 緑風園(静岡県・伊東温泉)地の干物が旨かった~♪
伊東温泉はいい。
一泊旅行とはいえ、家を出るのは11時半でOK。
列車で2時間弱。運賃1170円。
一泊旅行というより一泊散歩の感覚。
しかも伊東温泉って最近通ってみて思うけど
結構いい旅館との出会いが多いんです。
今回の宿も正解、大正解。
といっても最初、宿の外観を観たときは
ありゃ~こりゃ古いわ~と期待が外れた気がしたのよね。
でも人と同様
外観で宿を判断してはいけないのだ
入口がちょっとイイ感じ。
玄関入ってフロントへと続く通路もなんかいい感じ。
到着はチェックインタイム3時より10分ほど前だったけど
「お部屋は既にご用意できております」
とフロントの男性にっこり。
しかもネット予約の際に希望した「できれば眺めのよい高層階」
をしっかりうけとめてくれて
指定された506号室は最上階。広い窓からは伊東の町の向こうに海がみえる♪
部屋のレイアウトも通常の温泉旅館にありがちなレイアウトとは少し違って
広縁はなくて、かわりに2畳程度の洋間があって、洗面台も独立型
トイレもしっかりリノベイトされて洗浄付き。
さてさて、グリ茶で一服して
まずはお風呂でしょう。
男女別に露天と内湯。こちらは露天が売りの宿ではあるようなんですが
なにせこの時期伊東の露天に入ると必ず遭遇するのは虫の針。
なぜか私はその針を向けられる率が高くて今回もしっかり打たれました
あ~痛い…じゃなかった痒い…
そんなこともあって内湯中心の入浴になるわけだけど
この内湯の湯温が自分の肌には絶妙。
単純泉な分、刺激がすくないからゆっくり入れる。
マイルドでやさしくて柔和なお湯。
深さも座って丁度肩がひたる絶妙な塩梅。
さらによいのは湯上り後の休憩スペースの充実ですね
まずはお水のサービスあり。
男女共用の広い居間には、囲碁将棋や本、マッサージ機(有料)などを完備
さらに女性に嬉しいのは女性専用休憩スペースがあり
そこには無料のマッサージ機が2台
なぜ女性だけ?と思うけど
どうやら男女別の浴室は男性の方が大きいらしいんですな。
道路に面しているから男女入れ替えが不可とのことで
そのかわりにマッサージ機サービスしちゃうから―と解釈しました(^^ゞ勝手に
しかしこのマッサージ機がけっこうハード
自動にしたら肩から腰までぐりぐりしてくれるわけだけど
背骨の上をなぞるというよりは、えぐられる感じで
うわ~キッつーい
もしかして足裏マッサージじゃないけどどっか悪いのかな~って不安になった
客室含め館内はWIFI利用可。しかも早い
嬉しいね~いろいろ検索しまくってたら眠くなった
貸し出し枕のなかでいちばん高さのあるものをかりたらこれがばっちりで
いつのまにかすやすや。
きづくと朝5時。
朝ぶろに入って英会話タイム。
そして7時半。お愉しみの朝食タイム。
朝食ルームはステンドグラスのはめこまれた
ちょっとレトロなあったかい雰囲気
なにより感動したのは、伊東産のアジの干物が食べ放題だったこと
しかも焼いて冷めたやつでなくて
自分でやく。干物というよりはまだレアな感じがあって
半生魚半干物的なおいしさで身離れ最高
つい2枚食べちゃったね
さらには県内の生卵。
茶色の殻でほどよいMサイズ。
ぷりっと膨らみのある黄身は
何の不安もなく生で食べられる
暑いご飯の真ん中をくぼませてそこにタマゴおとして
ぐりぐり混ぜる。はー旨い♪
あとは野菜総菜2品とワサビ漬けもあって栄養満点。
これだけ充実した内容だけに
味噌汁だけがボタンで入れるインスタントだったのが惜しいなあ~
でもホンモノ志向のアジを自分で焼いて食べる
こんな朝食スタイルは初めて。
伊豆で朝食食べたなあ~っていつまでも思い出に残りそう
ごちそうさまでした♪
朝食終えて8時過ぎ
本来なら10時のチェックアウトに向けて
帰り支度なんだけど
この宿のcheck outは11時。
最後にもうもうひと風呂浴びて
マッサージ機でゴリゴリして(痛い~)
グリ茶で一服して
11時15分前にチェックアウト。
今回はgo to キャンペーンなこともあって
合計は3950円(入湯税込み)
延泊しちゃおうかな~なんて一瞬思ったけど
いったんリセットしましょう。
何事も八分目がベスト。
もう少し…という余韻があったほうが
旅の思い出も深まりますけ(^^)/~~~
確かに昭和をおもい起させる懐かしさもたっぷりある宿でした。
しかし一方でそれが時代遅れと感じさせるわけでなく
現代の生活に即した快適感を随所にちりばめて
居心地のよさを感じさせてくれる工夫を怠らない
誠意を感じる宿でした。
湯治を兼ねて連泊もいいし、
出張の折の宿としての利用もいい。
家族水入らずで寛ぐ一泊の旅もいい
そして一人旅もいい。
再訪多いにありだと思います♡