おおみや旅館(山形県・蔵王温泉)ハード面はいいんですけどね…
前々から訪れたかった蔵王温泉。
今回いよいよ実現!
選んだのはおおみや旅館。
なぜかというと
若干せこいけど山形駅から送迎があったから。
路線バスもあるけど片道1000円。
二人で行けば往復合計4000円。
バカにならないよね
ってことてそうしたせこい客は時間にもさらにせこくて
2本ある送迎バスのうち早い出発便、午前10時30分発を選択。
これに乗車すれば宿着11時すぎ。
チェックインは2時だけど、その前に入浴のみは可能。
さらに姉妹館である他の2軒のお風呂にも入れる。
さらに3つある共同浴場へも無料券で利用できる。
となれば1泊2日の限られた滞在。時間が勝負❣
荷物を預けて最初のお風呂はちょうど清掃終了という
グッドタイミングでのおおみや旅館の温泉の暖簾をくぐる。
蔵王温泉最初の体験風呂だ。
自家源泉を持っているそうで
湯船にはまさにその源泉がそそがれた源泉風呂がある
老舗旅館らしい趣ある設えではある。
しかしお湯は正直、今一つ、何かが足りない…
そんな印象がぬぐえなかった
悪くはないのだ。しかし何かが足りない。
なぜならお湯から出たくないという気持ちにならないから。
早々に出たいという気持ちになるのは
何より身体が気持ちよがっていない証。
(あとで宿の人にきいたら、かけ流しだけどいったんタンクに貯めているとのこと)
みた目はいいお湯なんだけどなあ…
と湯上り後に温泉分析表をみようとしたら壁のずっと上の方に張ってあって
読解不可。何のための掲示なの?なにかやましいことでも?
と不可解に思いながら、ロビーで一休み。
和の情緒あるハイセンスな休憩エリア。
お水のサービスがあったけど
肝心の水は空ッポ。おいおい。
チェックインまで散歩に出るか
ということで、外に出るとなんと雨。
え~そんな予報なかったやん(;_;)
しょうがないから宿で傘を借りて温泉街をトコトコ。
温泉街はわりと賑わいがあって、若い人が目立つ。
しかし雨はひどいし、寒いし、これでは散歩にならんよね。
とブツブツいいながら店のベンチで時間つぶしに終わってしまった。
さて待望の午後2時。
あらためてチェックイン。
期待のお部屋は…
「玄関や温泉のある一号館に加え、2号館、3号館とあり
こちらは3号館でございます」
と案内された室内は、一見、ベッドルームでおしゃれ。
若干狭くて、応接セットも小さい。
この机で夕食並べられるか?と不安はよぎったけど
この課題は何とかクリア(*´ω`*)
ショックだったのは障子を開けたとたん出現した景観が
温泉街でも、山々でもなく、どーんとたちはだかる眼前のピンクの建物。
従業員の寮だとお察しした。
いちおー客室お任せで予約したとはいえ
遠慮がちに「眺めの望める部屋」をリクエストはしたんだけどね…
ま、朝食のみの客(かつクーポン利用)だから
シベリアルームもやむなしかもね。
救いだったのは24時間利用できるフリースペース。
応接セットが配され、コーヒーやお茶などのフリードリンク完備。
トランプや読書本ほか、利用者があとをたたないマッサージ機もある。
温泉街や背後の山を見渡せるロケーション。これはいい。
もうひとつよかったのは共同湯。
とくに個人的には下の湯がよかった。
お湯の設えとしては上の湯が大きくて風情がある。
湯船の下から源泉がわくという川原湯は期待度高かったけど
湯温が低かったからか、あまりパンチを感じなかった。
しかしいずれも
蔵王温泉に期待していたかけ流しのお湯であり
これに比べると旅館の湯は、一見上品ではあっても
一段インパクトに欠ける印象。あくまで印象だけど(^^ゞ
ベッドの寝心地はよかったね~
朝までぐっすり。マットが身体にすいつくような心地よさ
ハード面はいいんだよね。あちこち。
朝食は普通。こんなもんでしょう。
朝食後は慌ただしく帰り支度で9時15分バス乗車。
できれば午後便のバスで山を下りたかった。
ともあれ初の蔵王温泉訪問にバンザイ(*^▽^*)