玉子湯(福島県・高湯温泉)ひたすら玉子湯がよかった
名湯だときいて気になっていた高湯温泉の玉子湯。
「ここは湯船が7つくらいあるらしいから湯めぐりに体力いりそう」
とツレは、その体力を温存すべく
今朝の蔵王温泉での入浴を控えていた。
それって今夜の夕食は凄い量のコース料理らしいから
朝食を控えておこうーという発想に似てるよね。
私なんて朝は朝。午後は午後。
違う温泉地の湯は別腹よ~と朝から元気に湯のはしご。
温泉ライフモード全開(@^^)/~~~
福島駅3時15分発の送迎バスで約30分。
辿り着いた先は一軒宿の趣。
高湯温泉って何軒か宿があったと思うけど
どうやらそれぞれが離れて温泉街というのはないらしいのね。
従って宿にチェックイン後は翌朝まで基本的に宿で過ごすことになるようです。
で、滞在中の部屋となる客室は5階建ての3階。
オーソドックスな造りの和室。
築年数はかなり経ている感じだけれど清掃は行き届いています。
前日の宿があまりの景観の悪さに終日窓を開けられなかったのと
部屋のインテリアは◎だけど、狭かったために閉塞感に苛まれたあとだっただけに
広い窓と、窓越しに見下ろせる風景にたいへん癒されたのでした。
まず視界に飛び込んできたのは藁葺屋根の小屋。
これまさに宿の象徴・玉子湯なんですね。
うーん、いい風情。
よっしゃ~!部屋でじっとしている暇はない(←いつものパターンね(^^ゞ)
着替えてお風呂だ(←相変わらずね(*'▽'))
まず目指すはあの小屋じゃヾ(≧▽≦)ノ
小屋内は男女別の湯船に分かれ、天井からは裸電球が下がり
3~4人が入れそうな湯船には
ほんのり白濁したお湯があふれ、とろとろとオーバーフローして
ゴーゴーと流れる外の渓流の音とあいまって
かけ流しの湯らしい風情を感じさせてくれます。
湯加減もじわーとイイ感じ。
しかしここでゆっくり浸かっている暇はないのだ!(←なんで?(゜.゜))
なんでも7つ(6つだっけ?)の湯船を制覇せねばならず
空は既に黄昏時。暗くなる前に少なくとも露天を巡らねばならない(←なんで(゜.゜))
てことで初回の玉子湯浸かり時間は3分
まだ半熟にもなってないよ~
というところで湯からあがり
浴衣をまとっていざ露天へ。
ツレ曰く、え、もうあがるの~?
男女別の露天は時間制で入れ替わり、岩を配した浴槽で
勢いよく源泉がじゃぼじゃぼ湯船に落ちてくる。
悪くはないけど…なんか玉子湯がいいなあ…露天その①入浴5分。
と思いながら隣にある女性専用露天風呂へ
こちら、はっきりいってどうってことなし。
湯の鮮度もいまいち。
なぜ女性だけ専用露天があるのかもわからん?(゜.゜)
おしゃべりで長湯する女子のための女史会用??
ってことでこちらは入浴1分。画像掲載も省きます。
はーーー(*_*;
いっきに3湯船をめぐって若干疲れたけど
夕食までまだ間はある。
せっかくなら内湯も覗くだけ覗いていこう…
と思って小浴場のほうにいったら空いていたので
ちょっと入浴していくことに。
しかしこちらもイマイチで、浴室で小さいせいか
独特の匂いが気になる(硫黄の匂いではありません)
シャワーの水圧もかなり弱くて、これでは洗髪不可。画像省略。
館内、いろんな湯船があるのは湯巡りできて最初はワクワクするけど
やっぱし柱は玉子湯だなあ~という印象を強くした次第。
宿の人によればどの湯船も源泉は同じだそうだけど
やっぱり肌感的には玉子湯の湯が一番に感じるんだよね。
湯船の造りのせいかな?
そのあと玉子湯だけ4回くらい入ったけど
その印象は揺るがなかった(←やれやれ、独断の人だから(^^ゞ)
ところで玉子湯はお湯が自慢の宿ではあるけど
料理も予想以上に満足な内容だった。
東北にありがちな塩分多めな料理はほとんどなく
一品一品が上品な演出と味わいで
季節感も感じる会席料理。
なにより食後に胃のもたれがなかったのがよかったです。
若干あれ?という感想だったのはお布団。
日頃せんべい布団に慣れている私は気にならなかったけど
ツレは敷き布団が薄くて背中が痛かったとかで
ふむ…確かに薄いね。でもどこぞの湯治宿に比べれば全然OKちゃう😛
朝食も、おいしゅうございました。完食~♡
食後は庭園内にある神社へ湯をいただいたお礼とお参り。
あっという間にチェックアウト&バスのお迎え。
スタッフさん総出でのお見送り。
お世話になりました~
機会あればまた来たいです(#^.^#)
次回はひたすら玉子湯の湯船につかって湯治したいです♨
あ、ツレは結局、男女入れ替え後の露天に入り損ねたようです
もったいないーーー(*´ω`*)