かけ流し温泉旅

かけ流しの温泉をめぐる温泉宿体験記。大半は一人旅ときどきツレと一緒

休暇村岩手網張温泉(岩手・網張温泉)高原の風とお湯とミルクのやさしさに包まれて

予約サイトでひたすら温泉宿を検索していて見つけた宿でした。

 

口コミ得点高い。

温泉かけ流し。

アクセスもいい(盛岡駅から送迎あり。しかも1日4本)

朝夕バイキング

しかも小岩井牧場の乳製品を使った内容

 

とある。

 

いいね。

 

結果、確かによかった。

いや、予想以上にじつはよかった。

 

まずはロケーション。

宿の建物自体が展望台。

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青い空に白い建物がはえますね。

宿へ向かうバスからの車窓もすばらしかった。

たいがいは鬱蒼と茂る木々の間のグネグネ道を走るパターンだけど

今回は小岩井牧場周辺の放牧牛や、パッチワークのように広がる畑の

風景が見渡せて、空は青く、収穫の喜びを感じるような

農の風景になんとも心が穏やかになる。

 

残念ながら客室は展望側をゲットできず

森林側だったけど、まどごしにみえる赤い実はナナカマド

客室でも山の秋を感じられた。

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森林側のツインルーム。眺望側よりお値段はリーズナブル。落ち着けました

客室はこぢんまりしているけど

なぜかそれが心地よい。

テーブルには美味しい水のサービス。嬉しいね。

日本ならでは、水の美味しい温泉地ならでは

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過度な期待はしていなかった温泉だけど

湯に浸かったとたん、…あれ、なんかよくない?(イイね♡という意味ですハイ(^^ゞ)

単純硫黄泉でPH4.かすかな濁りがある。

そして露天がいい。特別凝った設えであるわけではないけど

木の湯船にかけ流されている湯の感じがとにかくよくて

眺望も抜群にいいわけじゃないけど、ふきわたる高原の秋の風と

ヒンヤリした山の空気と湯のあたたかさが肌にしっくりくる。

ついつい長湯したくなる。うーんこれはいい♡期待以上💛💛

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湯温42度。くつろぐ~

期待以上なのはバイキングも同様。

ツレは

普通だね

とわりと冷たい評価だったけど

予想以上に、乳製品および乳製品を使った料理が多い印象を持った私としては

それらをめぐる料理ゲットに情熱を傾け

気づくと、テーブルは料理であふれる状態(←おなじみのパターンちゃう(^^ゞ

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蟹クリームコロッケペンネのクリーム煮など乳製品料理がいろいろあったね

朝食も同様。

マーガリンでなくバターだったのも感動だったね。

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窓辺でいただく朝食の喜びを感じつつ…(*^▽^*)

朝食すんで午前8時。

予定では10時45分発の送迎バスで帰る予定でした。

しかし嬉しいことに空は晴れてきて

展望台のごとし宿からの眺めはすばらしく

早々に山を下りたくない気持ちにかられ

しかも宿泊者は無料で利用できる日帰り温泉施設にも行きたいし

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日帰り入浴施設には地元の人が訪れていた。正直あまりマナーのない人が数人いた

と悩んで悩んで、13時45分発のバスに変更することに。

とはいえおよそ半日近く時間がある

もてあまさないかな…

 

そんな不安は無用でした。

まずは10時のcheck outまで部屋で寛ぎ

チェックアウト後はまず日帰り入浴へ。

はっきりいってこちらはがっかりでした。

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ビジターセンター。観光の相談にものってもらえます

その隣にあるビジターセンターで

網張温泉の歴史を学び

受付けのお姉さんに1時間ほどで歩ける散策ルートはないかと

相談したところ、じつにいいルートをアドバイスくれて

それは、網張神社から坂をのぼり、リフト乗り場に出て

そこから高原の開けた道を歩き、町を見下ろしながら

ゆったりと坂を下り、ホテルに戻るルート。

途中渓谷もあったりと小さなハイキングを楽しめました。

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蛇に出会いそうなちょっとこわっとした雰囲気

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旅も最終日。最後の最後で晴れてよかったね。

ホテル着11時30分。温泉は12時まで利用できるときいていたので

ラストチャンスで急ぎで入ろうとしたら

「受付が12時なのであとはゆっくり入ってもらっていいです」

と受付けの人。このお兄さん、どうもチェックインのときから

愛想悪く、怖い印象の人だっただけに、こんなやさしい言葉をくれて

いきなり神様みたいに思えたね(←コロコロ評価変える単細胞な奴ね(^^ゞ)

 

さてこの入浴時間がよかった。

露天も内湯も独りぼっち。

陽は高くあがってポカポカ暖かく

日向ぼっこ気分で露天タイム。

もうこりゃ永遠に出たくなーーーい。

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後ろ髪惹かれる思いで浴室を退場(;_;)/~~~

ロビーに戻るとツレは独り、展望のきく応接コーナーで

ゲームにふけっていた。

 

温泉よかったよ、入ればよかったのに

いや、もう湯疲れしてるから。

 

そうそうツレは温泉温泉って喜び勇んで出かける割に

あんまり浸かる回数は多くない。

せいぜい私の半分程度。

小食ならぬ、小浴なんですな。

 

私は食も浴も何事も大欲。

あ、大欲ってやばくね。

欲は抑える。

それが人としてあるべき姿かと。

(↑頭で分かり、感情でどうしても理解できないゆえに

 日々、欲との葛藤に苦しむわけなのね…(-_-;))

 

ともあれ心配していた、時間もてあますんじゃないかという

不安はどこへやら。気づけば1時半。そろそろバスも来るはず

つくづくバスの時間を一本送らせてよかった。

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それどころか、ああ、おりたくないなあ…

できればもう一泊…

だめだだめだ、4日有効のおと休切符が

明日になればただのかぼちゃチケットと化してしまう。

 

だからまた来ます。きっと来ます。

 

本当です!

 

本当に訪問後、1週間後の昨晩に、次の予約入れました~(*^▽^*)

次回は12月。冬景色になっているかな。