伊東園ホテル松川館（静岡県・伊東温泉）

伊東園グループの利用は初めてだ。

選んだのは伊東温泉の松川館。

循環式の宿が多い印象の伊東園グループだが

ここはかけ流しだというので一泊一人旅で行くことにした。

伊東園ホテル松川館外観。道路を挟んで反対側も宿の建物。面白い造り。

伊東駅からのんびり歩いても20分くらいの距離だが

送迎バスが待機してくれていた。

3時のチェックイン前に到着したもののすぐに入室を許される。ありがとう。

入るとまずはこんな感じ。さて障子を開けると…

一階だときいて一瞬がっかりしたがしかし実は正解だった。

この部屋は庭園に面しているのである。

したがって窓をあけると木漏れ日が木々や池に輝く落ち着きに満ちた風景が広がり

縁側も設けられている。

一人ではもったいないほどの10畳＋広縁なので気持ちはますますのびのびしてきた

障子を開けると庭園

まずはお風呂だ。

この宿の内部はわりと複雑になっており

お風呂は地下と１階にあるのだが

いずれも客室とは別の棟になっており

その棟は道路をはさんで対面した建物。

連絡通路は地下しかない。

こんな通路をずっと歩いていくと温泉施設にたどり着く

その地下通路がミステリアスで、防空壕を思わせる造りだが

スタッフにきいたところ「わかりません」とのこと。

防空壕を抜けた建物は古風な老舗旅館のようで

古き時代の名残を残す独特な風情がたっぷり感じられる。

おそらくその建物を伊東園が買い取り今に至っているのだろう。

築は昭和以前であろうレトロな風情を感じさせる。思わず館内散歩に足が向いてしまう。

その防空壕を抜けて再び階段を上り

女性用の風呂は１階（深夜に男女入れ替わる）。

おお、広い内湯と庭園風の露天。

内湯はやや温めだが、まぎれもなくかけ流しだ。

畳を敷き詰めた脱衣所の雰囲気もいい。

大浴場。ちょっとぬるめだが広い。木造りで温かみを感じる

内湯に隣接した露天。小さめだけどフレッシュなかけ流しの湯が流れてくる

夕食は６時から。

３分程前に行ってみると、既に長蛇の列。

会場が開いたとたん、我さきにと慌ただしく席とり合戦が始まるのは

どこのバイキング会場も似たり寄ったり。

大半がじっちゃん、ばっちゃんだ。

こんなふうにまとめました。皿のレイアウトいまいち…(>_<)

伊東園の驚くべきサービスはアルコールが飲み放題なこと。

ビール、ワイン、日本酒、焼酎すべてセルフでＯＫ

そのぶん、料理のほうは品数こそあるものの質の方はいまいち。

お寿司がいろいろあったが、ごはんぱさぱさ

ネタもどのくらい時間を置いたのだろう

という感じだったので、スルーした。

おいしかったのはビーフシチューかな。

歌唱力の成績にドキドキ(/ω＼)

驚くべきサービスがカラオケルームが２時間無料で利用できること。

一人だったからこりゃもう歌いまくったね。

今のカラオケ設備ってすごいんだ。歌唱力の成績まで示してくれちゃうんだから。

一人で歌っても張り合いが出るというもの♪

しかし時間がない（汗）

なぜなら伊東園グループの宿は伊東市内に３軒あり

各宿の温泉めぐりができるからだ。

ちなみに各宿間の距離は歩いて２～３分程度。

しかも各宿が男女別に露天＋内湯を揃え

それらが深夜で入れ替わるわけだから

全部の湯船を制覇するためには

少なくとも８回違う浴室場所へ足を運ばなくてはいけないわけである。

頑張ってハシゴマラソンした結果、もっとも気に入ったのは

宿泊した松川館の地下のほうのお風呂だった。

松川館・地下部分の露天風呂。夜中から朝１０時までは女性用となる。ここ、いい！

松川館・地下部分の内湯

１階と源泉は同じだと思うが

地下なぶん、源泉に近いと思われる。

そして岩穴を掘ったような洞窟のような風情の露天風呂が

とてもいい。

朝食はいろいろ美味しかった。野菜もフレッシュ

さらにチェックアウトが12時というのもすばらしい。

おかげで今回、全浴槽を制覇し

しかも午前中に今一度２時間のカラオケにチャレンジし

朝のバイキングもしっかりいただくことができた。

ロビーも庭園に面して寛げる。いろいろ寛げる場所があるのがいいなあ

そして１２時５分前

無事チェックアウト。

おそらく私がビリの客。

夢のシンデレラタイムはおわった。

また来週も来たいな～

と満足感いっぱいで帰宅したその数日後

緊急事態宣言が出て

５月6日までお休みとなった。

それなら7日で予約お願いします

と予約したら

緊急事態延長で5月いっぱい休業になった。

６月よ、はよこい(;_;)/~~~