かけ流し温泉旅

かけ流しの温泉をめぐる温泉宿体験記。大半は一人旅ときどきツレと一緒

思い出深き地元のお肉食べ比べ(岩手県・網張温泉)

宿選びの基準とするのはあくまでお湯のよさ。

かけ流しは大前提。

風情や口コミもしっかり調査したうえでのチョイスだから

料理などははっきりいって二の次なのだ(/・ω・)/

 

ときっぱりいってるわりには?

 

近頃の二人旅。

2食付きにすることが多くなり

バイキングとなれば目の色かえて?

料理台の前をさ迷い、気が付けばテーブルにあふれんばかりの

料理が並んでいる…という恥ずかしき事態が幾度となく続いている気配も(^^ゞ

 

今回宿泊した網張温泉休暇村。

同年の9月に訪れて

環境のよさ、施設のよさ、お湯のよさ、

そして料理のよさにかなり好印象を受けて

再訪という結果になった。

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眺望ありの洋室を選択。天気がよくなかったのは残念だけどそれでもかなり眺めよし

しかし再訪してみると

意外と印象が若干異なることも多々ある。

 

とくに秋に来たときは高原の風ふきわたり

散策は楽しく、お湯につかれば暑さ知らずの爽やかな空気に

心癒され、のびのびとした高原ライフを楽しめたものですが、

今回は12月。ちらほらと雪が舞う寒さの中

散歩ができるはずはなく

露天風呂もお湯自体は変わらずよいのに

以前ほどには長湯が楽しめず

 

やっぱりここは来るなら春~秋かなあ~

なんて思ったりもしましたが

かなり感動したのは料理でした。

 

同宿は朝夕バイキング。

大きな窓を配した眺めのよいダイニングでは

岩手の郷土料理から、岩手自慢の小岩井牧場の乳製品を使った

料理が様々並ぶのですが

その他に、一人一皿に限った料理が付くのですが

今回は3種の地元産のお肉食べ比べでした。

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バイキングセッティング完了~。

これが絶品。

鶏・牛・豚ともに口にいれると舌すらもとかしてしまうのではないかという

なめらかな触感で、ほとんど何もつけなくてもお肉の味そのものがしっかり

楽しめる上質感。

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肉はセルフで焼きます。片手間ではダメです。じっくり気持ち集中させて焼きましょう。

ただでさえ肉好きなツレの顔はもうでろでろで目はクリクリ。

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うまいっす~

再訪した甲斐があったというもの。

本来は温泉が目当てで来たはずなのに

ツレにとって結果的にはこのお肉が鮮明な思い出として胃袋に刻まれたはずです。

ま、この二人旅はツレにとっての癒し旅。私はその付添人みたいなもんだから

ツレがよければすべてよし。

今回ここを再訪して本当によかった。よかった。

 

ちなみに前回できなかった

岩手のヨーグルトドリンク飲み比べもしっかりやりました。

私の好みは…うふふ。

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前回トライし損ねた当宿恒例のヨーグルトドリンク飲み比べコーナー

 

今回は2食付き湯治部屋を利用♪(青森県・酸ヶ湯温泉)

既に何度めかの訪問となる酸ヶ湯温泉

今回は旅行サイトを通して2食付きで予約。

部屋はおなじみ一番お安い6畳の湯治部屋。

湯治部屋だけどフロントからわざわざ案内のスタッフが付き添ってくれる。

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部屋まで案内してくれたスタッフさん💛

2人だとやや狭めではあるけど

湯治部屋の風情があり、タオルをかける紐も完備。

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6畳の湯治部屋。部屋はポカポカ。

古き風情はありつつも、トイレはウオッシュレット完備。

キッチンや洗面所もきわめて清潔。

ギシギシと音をたてる廊下は古き湯治時代を思わせつつも

館内は寒さ知らずの暖房空間。

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廊下はぴかぴか。浴衣は各自棚からとります。

しかも湯治中は客室以外に

様々なデザインのイスを配したモダンなフリースペースルームがあって

テレビを見たり、読書したり、書き物したりして寛げるのがとっても嬉しい。

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湯治気分を味わいながらも、寒い・古い・不便を感じさせない

快適感をしっかり備えているところがすばらしい。

 

最近は混浴のトラブル予防強化のためか、浴室内は暗く湯気たっぷりで

撮影はとても無理(というか本来撮影禁止なんだけどね(^^ゞ)

でもいいお湯です。

混浴とはいっても、とにかく暗いし湯気にあふれて人が人影ぐらいにしかみえないし

湯浴み着OKだし、白濁のお湯だから恥ずかし度はかなり低め。

さらにツレが一緒だとなればますます心強さは増して

ましてや一緒に入れるからおしゃべりしながらの入浴ができてこれまた楽し♪

というわけでツレとくるならむしろ混浴ありがたやってところもあったりしますね

 

とくに空いた時間を選ぶなら夕食時の6時から女性タイムが始まる8時まで。

ここはまず間違いなく空いてますね。

ただし今回は自分も夕食付を選んだからこの時間に行くのはむずかしいんだけど(^^ゞ

 

で夕食ですが、確か前は汁ものはセルフで行っていた気がするけど

今回はすべてお膳だて完了。お味噌汁とご飯はとりにいってよそってもらうシステム。

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湯治プランの夕食。旅館部などはこれに+αの品があるみたい。

わりと地味目だけど魚、野菜ともに素材の良さも感じられて

ヘルシーで、あとで胃にもたれる感じもなくおいしゅうございました。

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基本の夕食メニューが黒板に。あとは部屋のランク?によって彩が違ってくるみたい

朝食は…以前のバイキングに比べちょっと寂しめだったかな…

でも朝から豚の角煮なのはびっくり。

エネルギーもらいました。

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朝食。コロナ以前はバイキングでした。

本当は12時台の送迎バスまでゆっくりしたかったけど

本日の宿が岩手のため、それだと間に合わず

あわただしく8時台のバスに乗車。

 

できれば最低3日は滞在したいなあと思う温泉宿です。

ルートイン上山田温泉(長野県・戸倉上山田温泉)この宿を選んだおかげで上山田温泉が好きになったぜ(^o^)/

なんとなく大型旅館が多い歓楽街的な温泉かな?なんて勝手に思いこんでいたけど

予想以上にいいお湯との出会いがありました。

それはまず選んだ宿が良かったことが理由のひとつ。

 

ホテルルートイン上山田温泉。

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ルートイン上山田温泉。日帰り入浴は不可。

最近ネット検索すると結構このホテルが温泉宿のカテゴリーで出てくるんですよね。

でも実際は温泉付きのビジネスホテルくらいかな?くらいに思っていたけど

結構お高めの宿が多い上山田温泉の中ではかなり良心的な料金だったこともあって

ここを選択。

周辺には共同浴場もあるようだから、宿のお風呂が外れだったとしても

そこを拠点にして湯のハシゴを楽しめばよし♪

 くらいに考えていたところが嬉しい誤算。

とにかく宿のお湯がよかったのだ(*^▽^*)

 

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思いがけず白濁の湯。通常上山田のお湯は透明かあるいはグリーンがかったいるタイプが多いらしいが、山側にいくほど濁りが出てくるそうで、確かにこのホテルは

温泉街の中ではもっとも山裾に近いエリアにある。

単純硫黄泉。複数の源泉をブレンドしているそうで、かけ流し。

肌寒い日にもポカポカあたたまる湯温もちょうどのいい塩梅。

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客室もじつにグッド。

本館と別館があり、今回はやや新しめに建てられたという別館側。

味気ないシングルルームとは一線を画し

デスクのほかにも応接セットが配されたやや広めのお部屋。

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朝食はバイキングで品数も内容もかなり満足。

信州らしくそばまである。つい食べすぎた(>_<)。

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この宿のお湯だけで十分満足したけど、せっかくだから

共同湯もしっかり体験しておきたいということで2か所を訪問。

 

一つ目が公衆浴場戸倉観世温泉

脱衣所に入ったとたん、独特の生理的な臭いが気になったけど

湯はすばらしかった。単純硫黄泉だけど無色に近い。

 

しかしちょくちょくあることだけど、とにかくこういう公衆浴場には

お局さんみたいな威張ったおばさんがいて、新人らしき利用者が入ってくると

必ずといっていいほど、じっと監視し

少しでも意にそぐわないことがあると文句がとんでくる。

 

この日もかけ湯のところで、まずかけ湯してたら

「そこは入るときに使うかけ湯じゃないの!」と説教が飛んできて

え?なんで?と思ってもう一度かけ湯しちゃったらば

何度いったらわかるの!と憤慨。

その憤慨をよそに平気を装って湯に浸かっていたら

今度はそのかけ湯のところまできてブツブツとこちらに何かを言いながらかけ湯して

また洗い場に戻っていった。

 

平気を装いながらも、わりと気にしいな私は心落ち着かず早々に湯からあがり

なんとなく沈んだ気持ちで服を着始めたら清掃のおばさんに話しかけられ

「いいお湯ですね」と返したら、

「私もまだまだ新人なの。ここは長年の常連さんが多いから、

 その方たちにそこの清掃はそうじゃないとか、いろいろご指導いただいているの」

とやわらかい笑顔で語ってくれた。

 

そっか…きっとさっき浴室にいたあのでぶっちょなおばさんもその一人なんだろうな

日本社会って公共の場も土地も先に使っている人が偉いみたいなところがあって

その人たちの流儀にあわないと、文句いったり排除しようとしたりする傾向があると思う。いやだな。そういうの。

でもこの清掃のおばさんのおかげですこし心がなごんだ

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その足で次の国民温泉にいくと

こちらも地元の常連さんが多い様子で、脱衣所で井戸端会議。

洗い場でも井戸端会議。湯船でも井戸端会議とまさに町のコミュニケーションルーム

かといって新人というか余所者に冷たい視線を向けるでなく

放っておいてくれるのがよかった。

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湯は楕円の湯船になみなみとお湯が入り、コップが置いてあって

飲泉もできた。スープみたいな味がした。

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8時45分~21時45分。大人300円。

あげくに帰りがけ、ゴロゴロの旅行バッグを持って出ようとしたところで

「どうぞお気をつけて」とにっこり声をかけてくれた

嬉しかった。今度来るならこちらの国民温泉がいいな…と思いつつ

湯のよさは正直いって戸倉観世温泉がダントツよかったのは…なんとも皮肉だ(>_<)

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この温泉地はなんとなく伝説めいた風情がある。

近くには姥捨山があるということも関係しているのかな

悠々と流れる千曲川のほとりを昔話に出てくるようなお山が連なり

その麓に小さく広がる温泉集落がある。

その佇まいになんだか魅せられる。

湧き出るお湯にもなにか特別のパワーがあるように感じられる。

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駅から温泉街へは途中、千曲川にかかる橋を渡ります。長ーーい。

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なにげなくある町の公園の紅葉に心惹かれたりする

そういえば夕べ歩いていて出会ったスーパーともいえない

小さなよろずやさんのような店で買ったりんごがたいそう美味しかった。

 

50円とあったのでなんて安いんだろうと思って大きめのを2つレジに持っていったら

380円だといわれて、え?

gの値段だそうで、重さによって値段がかわるんだそう。

あわてて一つにしてもらい、150円(*_*;恥ずかし…

その気恥ずかしさを理解するようにして

「美味しいからぜひ試してみてね」とにっこりいてくれた店主の女性が素敵な人だった

 

一口食べてびっくりだ。芯まで甘い。まさに完熟

それでいてさくっとした食感もしっかり。

地元で買うリンゴだからかな。

湯の幸せ。リンゴの幸せ。あったかい言葉をもらった幸せ💛

 

そうそう。町を散歩してたら数ヶ所に飲泉所があったね。おいしかった。

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 この温泉地の宿の多くは日帰り入浴客をとらないことが印象的だったね。

次回はどの宿に泊まろうかな。

ルートイン再訪の可能性も多いにあり(*^▽^*)

瀬美温泉(岩手県・瀬美温泉)残念ながら期待していた「大人の湯宿」の雰囲気ではありませんでした

数年前に知人が夏油温泉郷に行ってきたという感想について

夏油温泉元湯もよかったけど、瀬美がよかった

と語っていたことが耳に残っており、

以来、気になっていた宿でした。

 

HPを閲覧すると、湯治感の強い元湯に比べると、設えもモダンかつ洗練されて

大人の女性がしっとり湯につかり、静かな一夜を過ごし

よりしっとりした美人になって帰路をたどる

そんな風情が画像から感じられる宿でした。

 

(毎度のことながら)美人になるという愚かな期待はせず

ただただ品格漂う和の風情の宿で湯に包まれて静かな一夜を過ごしたい

そんな期待を胸に、北上駅から送迎バスで30分。

同乗したのは女性グループ4人組の女性。

想定60代。そうだろうな。やっぱし熟女の好むお宿なんだろうな。

 

ところが。

宿に着くや駐車場は車であふれ

フロントに到着するとえらくガヤガヤ大混雑。

今日は満室状態なのかしらん?

 

と思ったら、そうではなくて大半の人々は日帰り客。

館内3カ所ある湯船をめぐって移動する親子軍団

休憩コーナーで大きな声で駄弁りまくる男性ら

脱衣所でフルチンで走り回るガキめら

注意を施すでもなく親同士で駄弁り続けるママさん軍団。

おそらく地元らしき人々

入浴料800円。そりゃお手頃ですしね。

 

この時点でいっきに想像は崩れましたね…大人の宿の雰囲気。

ここは宿泊併用の日帰り入浴施設なんですか?

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館内図。わりとこぢんまりした宿なんですね。

お風呂自体は悪くはないんです。

3種の源泉をみたす湯船は男女別に各5つ。

中でも一番大きい内湯とその奥にある露天のせせらぎの湯(女性)は

とろっとしたアルカリ性のお湯。

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とろっとした湯をたたえる内湯・長寿の湯。結局混雑を避けて入れたのは翌朝夜明け前。

それだけに人気があるためか、湯船は日帰り客に占領され、

子どもらのプールと化しています。

 

あとにしよう…

(結局、おのお湯に入ったのは翌朝の早朝でした)

 

その前に使った美人の湯はさらっとして、比較的新しい源泉だそうで

しつらえも楚々としているせいか、人は少なめ。

まずはこちらで髪と身体を洗おうと、蛇口をひねると極端に水圧が低い

これでは髪にシャンプーが残りそうなので洗髪はパス。

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さらっとした無色透明の湯をたたえる美人の湯。こちらは割と空いてました。

ひとまず予約していた貸切風呂(宿泊客は45分一回無料)へ

鍵を受け取って鍵をかける。確かに貸切。

しかし貸切ならではの上質感も情緒もなければ

前の人が入った残り香なのか、煙草と体臭が混じったような

もわーとした匂いが湯気とともに漂って、こりゃもう興ざめ。

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貸切風呂。かなりがっかり…

唯一、シャワーの出だけは、さきほどの美人の湯より圧倒的に良かったので

洗髪を済ませて早々に出ました。

 

客室は本館と別館に分かれていますが

一人旅ゆえ、ぜいたくな部屋は望まず、本館に。

別に全然悪くはない。清潔だし。浴衣にもぴっちりのりがかかって着心地よし。

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本館。一人で過ごすにはちょうどよい広さ

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浴衣の柄は本館用だそうです。

しかしこの浴衣も館内を観察していると

どうも2種類あるようで、フロントの人にきいたら本館と別館で

分けているとのこと。

館内を迷っているお客さんに案内しやすいからというのが理由というけど

うーん、そんな広い館内か?

低価格な本館に泊まっている客側としては

区別されているという気がすらしてくるね。ヒガミ根性強すぎ?

少なくとも我が家愛用の宿Nは

湯治用質素な和室~リッチな和洋室まで5カテゴリーある客室すべての

お客さんの浴衣はすべて同じ柄でした。

ま、宿の方針はそれぞれあるからね。

 

良い面に目を向ければ、確かに日帰り客が帰ったあとは

静けさが訪れ、雰囲気のよい音楽が流れるなど

落ち着いた雰囲気が漂い始める。

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フロントからお風呂へ通じる廊下。館内はスリッパ不要

日帰り客にも大人気だった大浴場&露天。

確かにしつらえも湯の質もよく、露天には虫よけの網もかかって

虫さされも気にせず、渓谷と少し色づき始めた木々の風情についつい長湯

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女性の露天。せせらぎの湯。渓谷の音と景観がよきかな。

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湯温の違う湯船が並ぶ夢の湯。温めのお湯がよかった。

朝食は色合いも盛り付けも雅だけど

残念なのが給仕のおばさん。

忙しいのはわかるけど、味噌汁とごはんを運んできて

無造作にドンドンとテーブルに置き去る始末。

味噌汁が右でご飯は左なんて作法はおろか

両者がななめっている始末

もてなしの心ここにあらず。

これじゃあ、せっかくの雅な朝飯が、たいまち田舎飯の風情。興ざめ…

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宿自体の設えもけっして悪くはないんです。

好印象に感じられる箇所も多々あるのに

日帰り客の軍勢やら、給仕の立ち振る舞いが

それらを台無しにしている。

おまけに、ひとりで食後のコーヒーを飲んでいたら

わざわざといわんばかりに膳一式を下げに来る。

おいおい、既に客が食べ終えて席をたった後に膳が残っているテーブルがあるだろ

それとも、はよコーヒー飲んではよ去れ、っていいたいわけ!?

こればかりは我慢できず、本人に苦情いったね。

 そしたら「ああ、すいませんすいません」と気のない感じでこちらの目をみず

ただただ頭を下げる作業を繰り返すだけ。

ま、こういう人に何いっても無駄。

朝からやだなあ…こういうの。

 

と気分おちこみつつ、帰り支度。

 

期待が大きかったせいかな~だいたい期待大きいところに

期待どおりのことはおこらない

というのがおよそ自分の体験から得てきた真実なので

今回もやっぱりそうか、という経験値が一つ増えてしまった。

 

けど予約サイトなどの利用者の評価は高いんですから

しかも私の知人もべた褒めだったわけですから

今回のことは偶然性によるところも多分にあったかもしれません。

しかし本人にとってはその偶然の体験こそが印象づけるすべてであるわけで

再訪はない、という気持ちを動かすことはできないでしょう。

湯があまりによいというならば別ですが

お湯のためにわざわざ来る必要は感じません(失礼)

 

とはいえ往復の送迎は本当にありがたかった。

温泉についてフロントの人に質問したとき

面倒な顔せず丁寧な説明してくれたことも嬉しかった。

また各湯船の成分表が新しい年月日の検査日であることを明記して

わかりやすく掲示されているのは誠意が感じられた。

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さらさらな湯・美人湯

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ぬるぬるとろっとした長寿の湯。瀬美温泉に古くから湧く源泉だそう

一度は来てみてよかったとは思ってます。

ブログの場をかりての歯に衣着せぬものいい、お許し下さりませ_(_^_)_

吉田屋旅館(山形県・蔵王温泉)価値あった蔵王再訪。宿で借りた電動自転車のおかげです。

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蔵王バスターミナルから宿へ向かう道

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温泉街を流れる源泉の川

先週来たばかりの蔵に早くも再訪。

想像以上に価値あるものでした。

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今回の宿泊先は吉田屋旅館。前回宿泊したおおみや旅館のすぐ手前でした(^^ゞ

一度だけではわからなかったその土地の魅力が再発見できる。

そんな絶好の機会を得られたのは

ひとえに今回宿泊した宿のおかげ

というより宿の女将さんのおかげです。

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出迎えてくれたのは女将さんでした(*^▽^*)

バスが早めについて荷物だけ預けようと宿に行ったら

「お部屋の準備はできてますよ」

と作務衣姿の女性。女将さんです。

テキパキと手続きと説明を進めてくれるチャキチャキ明るい雰囲気の人です。

「よかったら、ぜひあれを活用してね」と勧めてくれたのは

玄関に並べてある自転車。おお、しかも電動!

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お借りしました。蔵王散策のすばらしき味方になってくれます

蔵王は小さい町だけど歩いて回るにはちょっと広すぎるし

かといって普通の自転車だと坂が多いから。使ってみて」

と、一押しどころか、ニ押し、三押し

挙句にお勧めスポットとそのルートをマップ上に赤ペン入れちゃう熱心な説明ぶり。

ぶっちゃけ本来は、チェックインしたらまずは宿の風呂にのんびりつかって

そのあと共同浴場めぐりしちゃおうかな~と湯巡りを目論んでいたけど

そこまで押されると…乗らないと絶対後悔しそうな気がしてくる(;^ω^)

 

そこで予定変更。まずは部屋で一段落して

明るいうちにサイクリングに出ることに。

 

「眺めのよい部屋を希望とのことだったので、最上階にしておきましたよ」

と案内してくれた部屋は、おお、イイ感じ。

ちょっと変わったレイアウト。窓も多くて眺めも望めて静かで開放的。嬉しい♡

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床の間付きの畳の間+奥に広めの広縁。洗面台とトイレも完備。

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女将さんが赤マーカー入れてくれたマップを片手にいざ

蔵王サイクリング!幸い、今日は雨じゃない。

 

最初は鴫の谷地沼(しぎのやちむら)

温泉街のメイン通りの途中を逸れて思い切り坂を下った途中の

脇道をのぼってすぐ。自転車だと5分くらい。

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住んでいたら毎日散歩に来たくなります

静かで風光明媚。釣りをする人の姿が数名。

湖畔を歩ける遊歩道もある様子。

進みたい気持ちになったけど

日暮れまでそう時間もないので割愛。

深呼吸を数回と撮影を終えて、次の目的地へ。

 

思った以上に電動の力はすごい。

往路、急坂を下りながら危惧していた

戻りの上りは、スイッチを入れるやぐんぐん進む。

あっという間に温泉街に戻れて、そこから反対側の温泉街東側へ走る。

あや~こんな道もあったの?と細い路地が入り組んで

迷路をすりぬけると、ほどなくユニテ蔵王というリゾート施設があり、

そこから長---い階段。

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長く続く階段の入口。迷わず最後まで登りきりましょう!

女将さんによればそれを上り詰めると蔵王の温泉街が見下ろせるという説明だった。

本当にこの階段のことかな?でもクマ注意なんて書いてあるけど…

ま、行けるところまで…と半信半疑で上っていくと

おお!(←今回の蔵王訪問で多いねこの感嘆(^^ゞ)

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嘘偽りなくこの風景からかつて訪問したスイスの避暑地を思い出しました✌

見渡せてきた、どんどん開けてきた!

スイスのリゾート地みたいだ!!(←いやホントなのよ(@^^)/)

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おめでとう。登頂成功ですヾ(≧▽≦)ノ 雲が泳いでる

いよいよ頂上! 雲のデザインも素敵だ。

さっき訪れた鴫の谷地沼もみえるぞ

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再び温泉街に戻り、蔵王一人気ある日帰り入浴施設・大露天風呂を

一応どんなところにあるのかだけでも確認しおこうと再び坂を上る

登り切ったところにある外観を見学だけして

そこから坂を下らず道を進むと須川温泉神社への階段とクロス。

温泉街から延々続く長い石段の途中を車道が遮っていたわけで

残る上り石段は数段。ラッキー、ショートカットだ

ということで、トントンと登って社殿の前でお参り。

思ったより殺伐とした社殿だったのが意外。

もっと古社の趣を想像してたんだけど(てことで画像カット)

 

宿に戻り、共同浴場の中でもっとも前回気に入った下の湯へ。

ラッキー、誰もいない。貸切状態。いい湯でございます。

サイクリングと展望台の往来で使った筋肉が癒されます~(*'ω'*)

 

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午後6時。夕食会場へ。

土曜なせいか家族ツレも多い中、

私のような一人客も結構いて、芋煮、すきやきなど希望のメニューを堪能してます。

私はジンギスカン。なぜだか蔵王ジンギスカンの発祥地なんだそうで

今も蔵王の名物料理なんだそうな。

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ジンギスカン。これで一人前!しっかり完食しました。

期待以上に美味しかった。今まで食べたことあるジンギスカンの中でも

肉厚で食べ応えあって野菜もたっぷり。

タレは好みで漬けるから、少し漬けできて、お仕着せでない味つけでないのも嬉しい

 

宿の湯もいい感じです。

しつらえこそシンプルかつ古びた感じもありますが

かけ流し感ばつぐん。鮮度よしで、満足度100

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共同湯の上の湯と源泉が同じだそう

電動自転車にジンギスカン、そして温泉よしと

いうことなしの宿だったんですが

唯一、災難がありました。

静かに部屋で読書をしていたところ

ぷーーーーーーーーーん

 

え?

 

ぷーーーーーーーーん

 

最近、耳なりも多いからそれ?

 

いや、そこで眼の前をよぎったのは

まぎれもなく、足がどことなくだらしなくぶらさったまま飛ぶ虫

その名も、蚊。

うっわ~

 

部屋に虫よけ関連はなし。

フロントに借りようと電話すると、出ない

フロントにいってみると、なんと閉まっている。

思い切り呼んでも誰もこない…

そ、そんな…

 

ダメ元でもう一度、インターフォンしてみるもむなしく

こうなれば、一夜電気を消さず、油断せずに仮眠するほかない

 

と床に入る。

うとうと…ぷーーーーん、パチン!(テを叩く)…はずれ。

再び、うとうと、ぷーーん、パチン!…はずれ

この繰り返しが4度くらいあったでしょうか。

 

その間に奴は私の両瞼と腕を噛んでおりまして

かゆい…おのれ~

 

再びぷーん、ときたところで、パチン! 当たりました。

手にたっぷり血がつきました。私の血、ですね。おのれ~(。-`ω-)

 

 

まんじりとした朝を迎え、朝市をのぞくと

とれたてのきのこを売るご夫婦。

買いたかったけど、賞味期限本日限り。うーーーー

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とれたてきのこ。これは現地でしか買えませんよ~

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スイーツ厳禁ゆえ食べられないけど食べたいなあ~と思いつつ撮影

朝食を済ませて

今回は7時半にチェックアウト。

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胃に優しい朝食でしたね。

女将さんが見送ってくれました。

自転車のお礼をいったら

「よかったわ。蔵王の良さを感じてもらえて。

もっといいところたくさんあるからまたいらしてね」

 

前回宿泊した宿に比べれば、ハード面ははるかに質素。

でもおもてなしの心は何倍もあったかく感じられた宿でした。

おかげで想像以上に価値ある蔵王の再訪とあいなりました。

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客室に置かれた宿案内の前書き。あったかいね。

あえて苦言を申し上げれば

唯一、虫の緊急対策だけは部屋に装備お願いできればと思います_(_^_)_

しっかり腕に跡が残りました。これもまた旅の思い出スタンプ?(*_*;

 

キズを見るたび思い出す~蔵王の夜~かゆい夜~♪🐝

 

と思わず口ずさむ。

 

そうだ、次の訪問は(蚊のいない)冬にしよう♪

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蔵王関連のガイド本も充実のフロント、湯上り後ここで寛ぎました。

 

松葉荘(山形県・羽根沢温泉)美人湯といわれるその理由は?女将さんに会えばわかります💛

山形新幹線の終着駅は新庄駅

東北の旅に出るたび、この駅に降り立つ機会は多い。

なぜなら周辺は温泉の宝庫。

この駅を基点に銀山温泉はじめ肘折温泉など名湯が点在しているのだ。

 

そして今回訪れるのが羽根沢温泉。

銀山や肘折に比べれば知名度的には低いし、自身も今回の訪問が初めて。

予約したのは、松葉荘。

肌が驚くほど滑らかになる正真正銘の美人湯なんだとか

 

ま、あらためて美人になることを期待していくつもりは毛頭ないの

期待したところで、たぶん(美人じゃない人の場合)それなりに…だと思うから(^^ゞ

 

新庄駅から送迎車で30分。

送迎車とはいえ、送迎される人は私一人…(-_-;)

あ、厚かましく送迎をお願いしてしまったけど、まさか一人だとは…

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宿はかなり年期の入った外観ではありましたが

入口付近は🌷などが飾られ、

廊下や洗面所などもおしゃれにインテリアが施されて女将さんのセンスのよさが

うかがわれます。

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浴室から客室に通じる廊下

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宿泊者のためのフリースペースかな、きっと

何より、想像していたより女将さんが若くてびっくり。

想定30~40代。

マスクしていたものの、すごくチャーミングな人。

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撮影に応じてくれました♡ただしマスク解禁はダメでした~ヾ(≧▽≦)ノ

客室も明るくて清潔。

和室ですが、ソファーも置かれて、一人にしては広すぎるほどゆったり。

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今回、ビジネスプランで申し込んだので

浴衣やバスタオルなどのアメニティはなしだったんですが

驚いたのは、室内に木桶が置かれていたこと。

しかもかわいいイラスト入り(女将さん筆)

「コロナで気にされる方もいらっしゃるかと思いました。

 よかったら使って下さい」

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滞在中使える木桶。イラストもかわいい♪ 女将さんの作です。

これまで何軒もの宿に泊まって、滞在中自分だけが使える

桶を用意してくれた宿は初めてです!

しかもこうした桶があると、部屋から温泉へ行くのに

手のおさまり具合がいいんですよね。

ふっとタオルをかけて、手にもって…

湯の風情を高めてくれるグッズなんだとあらためてしみじみ…

 

と感動しながら、湯船に行くと、誰もおらず。

温泉には無色透明の湯が惜しみなくかけ流されて

静かに身を沈めると、最初は熱く感じられますが

やがてしっくり感じる温かさに変わります。

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湯船は男女別に内湯各1

しかも湯はぬるぬるトロトロ。

石油の匂いも結構強くて

特徴的なお湯ですね。

 

湯口にはコップが置かれ、飲めます。

若干塩分を含んだスープみたいな味。

これ、どこかで飲んだ味とにてる…確か…そうそう小浜温泉共同浴場だった。

女将さんによれば、胃腸にきくそうです。

「私は胃が丈夫なのであまりわかりませんけど、

 弱い人はわかるらしいです」

 

温泉成分はナトリウム炭酸水素塩・塩化物温泉

PH8.4.源泉温度は47度とパンフにはありました。

 

とにかく肌がつるつるすべすべになる。

一回でこれだから、毎日入っていたらそりゃもう

肌美人になること請け合いでしょう。

 

羽根沢のお湯は源泉は同じらしくて

3軒の宿と、共同浴場に配湯されているらしいです。

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木の風情と鳥居と木造の建物がなんともいい調和で佇んでいますね。

その共同浴場は宿の眼の前。

集会所も兼ねた木造建ての一階にありました。

料金は200円。自動の支払いシステムなので

忘れ物をしたらもう一度、お金払わないといけないので注意。

なんの装飾もない、殺風景な湯船だな…と思いましたが

入り心地はかなりよかったですね。

触感は宿のとほとんど変わりがないですが

湯温は高めなせいか、身体にぐぐっと入ってくる感じが強くて

ホカホカあったまってきて、湯船から出るんだけど、

なぜか浴室からは出たくなくなって

また浸かってはまた出てまた浸かって…を繰り返し

永遠にこれを繰り返したくなるものの

経験則からこれ以上続けるとやばいだろう

という危惧もあって、30分程度でえいやと脱湯。

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見た目より入り心地はかなりよかったです個人的感想として。

いやいや肌つるつる、あったまったわ~と

周辺をサンダルでぶらりして、戻ってほどなく食事です。

ビジネスプランゆえ、食堂ではなく、客室内に運んでくれました。

やっぱプランが違うとはいえ、お隣のテーブルに配された

会席をわき目にビジネスセットは、ちょっと寂しく感じられるかもしれないし(^^ゞ

の配慮ですね。きっと。お手数かけます_(_^_)_

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ビジネスプランの夕食

布団は洗濯もきっちりされた布団で気持ちよくぐっすり。

早朝にお風呂をいただいて朝食。

お米美味しい!そのお米をひきたてるおかずもおいしい!で完食。

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お米激うまです。おかずもヘルシーでおいしゅうございます~完食。

帰りも申し訳ないですが私一人っきりの送迎です。

帰りの車内では旦那さんといろんな話をしました。

Go to トラベルによる対応の忙しさについて

この宿がある鮭川村のことについて

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共同浴場からの帰り道、ちょっとだけ散歩

 

そうそう鮭川っていうくらいで

この川には鮭がのぼってくるそうです。

県内の6割のきのこの生産地でもありきのこ王国の異名もある。

トトロゆかりの大杉とか、大蛇伝説ゆかりの与蔵沼とか

滝群などがあるそうだけど、徒歩では巡るのはが難しいのが残念。

 

ともあれいろいろ迷ったけど

この羽根沢温泉に来てみてよかった。

美人湯で美人に近づけたかどうかはおいといて(;^ω^)

女将さんにあってその真偽は十分に納得できたし

旦那さん、女将さんの経営への真摯な姿勢にも心打たれました。

 

次回は送迎に頼らず、バスを利用して再訪したいと思っております。

お忙しいのに、往復ともに煩わせてしまって本当にごめんなさい。

ありがとうございました。

休暇村岩手網張温泉(岩手・網張温泉)高原の風とお湯とミルクのやさしさに包まれて

予約サイトでひたすら温泉宿を検索していて見つけた宿でした。

 

口コミ得点高い。

温泉かけ流し。

アクセスもいい(盛岡駅から送迎あり。しかも1日4本)

朝夕バイキング

しかも小岩井牧場の乳製品を使った内容

 

とある。

 

いいね。

 

結果、確かによかった。

いや、予想以上にじつはよかった。

 

まずはロケーション。

宿の建物自体が展望台。

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青い空に白い建物がはえますね。

宿へ向かうバスからの車窓もすばらしかった。

たいがいは鬱蒼と茂る木々の間のグネグネ道を走るパターンだけど

今回は小岩井牧場周辺の放牧牛や、パッチワークのように広がる畑の

風景が見渡せて、空は青く、収穫の喜びを感じるような

農の風景になんとも心が穏やかになる。

 

残念ながら客室は展望側をゲットできず

森林側だったけど、まどごしにみえる赤い実はナナカマド

客室でも山の秋を感じられた。

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森林側のツインルーム。眺望側よりお値段はリーズナブル。落ち着けました

客室はこぢんまりしているけど

なぜかそれが心地よい。

テーブルには美味しい水のサービス。嬉しいね。

日本ならでは、水の美味しい温泉地ならでは

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過度な期待はしていなかった温泉だけど

湯に浸かったとたん、…あれ、なんかよくない?(イイね♡という意味ですハイ(^^ゞ)

単純硫黄泉でPH4.かすかな濁りがある。

そして露天がいい。特別凝った設えであるわけではないけど

木の湯船にかけ流されている湯の感じがとにかくよくて

眺望も抜群にいいわけじゃないけど、ふきわたる高原の秋の風と

ヒンヤリした山の空気と湯のあたたかさが肌にしっくりくる。

ついつい長湯したくなる。うーんこれはいい♡期待以上💛💛

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湯温42度。くつろぐ~

期待以上なのはバイキングも同様。

ツレは

普通だね

とわりと冷たい評価だったけど

予想以上に、乳製品および乳製品を使った料理が多い印象を持った私としては

それらをめぐる料理ゲットに情熱を傾け

気づくと、テーブルは料理であふれる状態(←おなじみのパターンちゃう(^^ゞ

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蟹クリームコロッケペンネのクリーム煮など乳製品料理がいろいろあったね

朝食も同様。

マーガリンでなくバターだったのも感動だったね。

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窓辺でいただく朝食の喜びを感じつつ…(*^▽^*)

朝食すんで午前8時。

予定では10時45分発の送迎バスで帰る予定でした。

しかし嬉しいことに空は晴れてきて

展望台のごとし宿からの眺めはすばらしく

早々に山を下りたくない気持ちにかられ

しかも宿泊者は無料で利用できる日帰り温泉施設にも行きたいし

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日帰り入浴施設には地元の人が訪れていた。正直あまりマナーのない人が数人いた

と悩んで悩んで、13時45分発のバスに変更することに。

とはいえおよそ半日近く時間がある

もてあまさないかな…

 

そんな不安は無用でした。

まずは10時のcheck outまで部屋で寛ぎ

チェックアウト後はまず日帰り入浴へ。

はっきりいってこちらはがっかりでした。

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ビジターセンター。観光の相談にものってもらえます

その隣にあるビジターセンターで

網張温泉の歴史を学び

受付けのお姉さんに1時間ほどで歩ける散策ルートはないかと

相談したところ、じつにいいルートをアドバイスくれて

それは、網張神社から坂をのぼり、リフト乗り場に出て

そこから高原の開けた道を歩き、町を見下ろしながら

ゆったりと坂を下り、ホテルに戻るルート。

途中渓谷もあったりと小さなハイキングを楽しめました。

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蛇に出会いそうなちょっとこわっとした雰囲気

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旅も最終日。最後の最後で晴れてよかったね。

ホテル着11時30分。温泉は12時まで利用できるときいていたので

ラストチャンスで急ぎで入ろうとしたら

「受付が12時なのであとはゆっくり入ってもらっていいです」

と受付けの人。このお兄さん、どうもチェックインのときから

愛想悪く、怖い印象の人だっただけに、こんなやさしい言葉をくれて

いきなり神様みたいに思えたね(←コロコロ評価変える単細胞な奴ね(^^ゞ)

 

さてこの入浴時間がよかった。

露天も内湯も独りぼっち。

陽は高くあがってポカポカ暖かく

日向ぼっこ気分で露天タイム。

もうこりゃ永遠に出たくなーーーい。

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後ろ髪惹かれる思いで浴室を退場(;_;)/~~~

ロビーに戻るとツレは独り、展望のきく応接コーナーで

ゲームにふけっていた。

 

温泉よかったよ、入ればよかったのに

いや、もう湯疲れしてるから。

 

そうそうツレは温泉温泉って喜び勇んで出かける割に

あんまり浸かる回数は多くない。

せいぜい私の半分程度。

小食ならぬ、小浴なんですな。

 

私は食も浴も何事も大欲。

あ、大欲ってやばくね。

欲は抑える。

それが人としてあるべき姿かと。

(↑頭で分かり、感情でどうしても理解できないゆえに

 日々、欲との葛藤に苦しむわけなのね…(-_-;))

 

ともあれ心配していた、時間もてあますんじゃないかという

不安はどこへやら。気づけば1時半。そろそろバスも来るはず

つくづくバスの時間を一本送らせてよかった。

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それどころか、ああ、おりたくないなあ…

できればもう一泊…

だめだだめだ、4日有効のおと休切符が

明日になればただのかぼちゃチケットと化してしまう。

 

だからまた来ます。きっと来ます。

 

本当です!

 

本当に訪問後、1週間後の昨晩に、次の予約入れました~(*^▽^*)

次回は12月。冬景色になっているかな。